2015年10月18日日曜日

ちょっと休憩 『ヘレン・シャルフベック』展に行ってきました


 先日、表記の展覧会に行ってきました。70年にも渡って絵を描き続けた人です。観ていくと、当然のことながら絵が変化していくのが一目瞭然です。
 絵はよくわからないのですが、気づいたことを二つ三つ。

 若い頃から晩年まで、たくさんの自画像を描いたようです。若い頃の自画像は措いて、1937年から1945年の晩年の自画像には鬼気迫るものを感じました。老いていく自分を客観的に見つめようとするのですが、それができない……そんなことを感じました。

 モデルがないと描けないシャルフベックに画商が勧めたのが自作の再解釈とのことですが、再解釈の絵を観て思ったのがジョルジョ・デ・キリコでした。形而上学的絵画から古典的絵画に転じて、晩年にはまた幻想的絵画になったのですが、自作の剽窃とあまり芳しくない評判だったとか。
 再解釈の絵をどうみるのかは私にはわかりませんでした。

 以下はどうでもいいようなことです。
 「占い師」の絵を観て、山岸凉子のマンガの絵に似ているなぁと思い、その絵の一つおいた隣の絵を観ると「アップル・ガール」があり、さべあのまか高野文子の絵に似ているなぁなどと考えていました。

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