2013年3月10日日曜日

地震から二年



 あの日から二年になります。震災で亡くなられた・行方不明となられた18,548人と、震災関連死の2,303人のかたに哀悼の意を捧げます。

 高田松原の奇跡の一本杉の復元がニュースになったのはつい先日のことです。枝の出方が違っていて、それもニュースで流れていました。

 これまでに、震災の復旧はそれなりに進んでいるようですが、復興にはほど遠いのが現実のようです。災害復興住宅の建設も遅々として進んでいないようです。
 また、地震の被害というと、津波・原発の福島県と津波の宮城県と岩手県の東北三県が主に取り上げられて、茨城、千葉の両県が忘れられることが多いように思えます。

 津波による被害が多かったのがこの地震の特徴でしたが、昭和三陸大津波、明治三陸大津波が襲った地方なのにとの思いは拭えません。浪分神社を始め仙台近郊には津波の伝承を持った神社がいくつもあり、このたびの津波の被害もなかったとのことです。
 今回の津波被害を最後として、いつまでも津波のことが語り継がれればと思うのですが。

 原発のことはまた別の問題です。
 除染と言えば、普通は何らかの方法で汚れを落とし無害化することを意味することが多いと思いますが、放射性物質による汚染は、取り除いた放射性物質を保管しなければなりません。半減期をどうこうできるものではありませんので、相当長い期間が必要になります。また、広くばらまかれたものを集めるわけですから、どうしても放射線の密度は高くなってしまいます。
 そういったことを考えると、いつになったら終わりが見えてくるのだろうかと不安になってしまいます。



 追記

 今朝(3月11日)の仙台は薄く雪が積もっていました。日中も5.1℃にしかならず二年前を思い出してしまいました。
 犠牲者の数を訂正しました。

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