よねますのこんなマンガがあった
2023年12月5日火曜日
ささやななえの『私の愛したおうむ』
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半世紀前のマンガです。とはいえ内容は現代にも十分通じるものがあります。まま母とうまく行っていない中学三年生の嶋田みちこが主人公です。 生みの母が亡くなり新しい母をむかえるみちこです。よろしくねと言われて嬉しそうな顔をしています。しばらくして男の子が産まれます。まま母とその友...
2023年4月30日日曜日
柿沼こうたの『ゆうれい色の日常』
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今回取り上げるのは比較的新しいマンガです。本屋でタイトルをみて手に取ってみると、傘を差している女の人とゆうれいのかわいい絵、そして帯の惹句で買いました。最初の「踏切1」を読んで買ってよかったと思いました。 190ページで26の短編が載っています。長いものでも12ページです...
2023年3月11日土曜日
地震から12年
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今日は天気が良く、暖かな日です。 12年前のこの日は雪のちらつく寒い日でした。星空を眺めることもなく、懐中電灯の灯りで部屋の中を確認して、狭くなった部屋の蒲団でとりあえず眠ろうとしたことを思い出します。 十三回忌と云うことで、より一層思い出されることも多いのでしょう。震災関連...
2023年2月12日日曜日
松本和代の『青空・スキップ』
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この作者のお馴染みの女子高校生のお話です。 作品名は「青空♡スキップ」とハートマークが入っています。 主人公の秋美は引っ込み思案で、中学時代には近所に住む甲斐今日子以外に友人と呼べる人はいません。引っ込み思案を治そうとする秋美です。ところが甲斐ちゃんは春休みに町の反対側に引っ...
2022年12月5日月曜日
北原文野の『瞳に映るは銀の月』
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同じ作者の『夢の果て』の続編です。Pとはperplexer(混乱させる者)で超能力者のことを指します。 「妖精計画(PROJECT FAIRY)」と「地上の園(MESSAGE)」の二部からなり、「妖精計画」ではヒロインのミリアム・シュレールの10歳の誕生日から始まって、15...
2022年3月11日金曜日
地震から11年
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11年前の3月11日は今年と同じ金曜日でした。あの日は雪が降り、停電の中、寒い夜を過ごしたものです。 今年はコロナウイルスの影響もあり、また十年が過ぎたためか、仙台では市主催の慰霊祭は行われず、献花式のみでした。こうして記憶は風化して行くのかもしれません。 それでもあの日を...
2022年2月12日土曜日
みなもと太郎の『ホモホモセブン』
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みなもと太郎さんは昨年死去されました。未完の「風雲児たち 幕末編」を残したままで。 「風雲児たち」は「大乱戦関ヶ原」に始まっていて、竜馬の旅立ちまでは潮出版で出ています。第一巻は昭和57年(1982年)第29巻は平成九年(1997年)です。第30巻は外伝として出版されています。...
2022年1月10日月曜日
ちょっと休憩 『NHKみんなのうた60を聴きながら』
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NHKFM放送でみんなのうた60を聴きながら、昔の歌を思い出していました。そしてこの歌は今の時勢では放送不可だろうなぁと云う歌を思い出しました。「あだなのうた」です。1968年に放送されたものです。あだ名を禁止している学校もあるとかで、この曲はそういった意味で放送禁止曲になりそ...
2021年12月5日日曜日
山岸凉子の『白い部屋のふたり』
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山岸凉子の表題作を読み返してみました。終わりまで読んで、そうかこう云うお話だったのかと改めて思いました。 そして昔読んだ時とは違う思いを抱きました。では、お話を読みながら考えてみたいと思います。 お金持ちの両親を交通事故で亡くしたレシーヌはお嬢様学校の寄宿舎に入ります...
2021年3月11日木曜日
地震から十年
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今年は十年と云うことで各メディアでも頻繁に取り上げられています。もう十年、まだ 十年とそれぞれにあることでしょう。でも十年は通過点なのでしょう。 十年というと1956年の経済白書が思い浮かびます。「もはや戦後ではない」と書かれたものです。戦争と震災を...
2021年2月12日金曜日
川崎苑子の『あのねミミちゃん』
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標題のマンガはわたしが最初に読んだ川崎苑子のマンガで、この人のマンガにのめり込むきっかけになったものです。 三十数年振りに通して読んでみてやっぱり面白いと思いました。では、マンガを見て行こうと思います。 最初は「転校生 ミミちゃんの巻」で、一学期の途中に転校してきたミミ...
2020年12月5日土曜日
飛鳥幸子の『怪盗こうもり男爵』
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昨年、「決定版!怪盗こうもり男爵」が出版されました。「怪盗こうもり男爵」は1979年に発行された旧版が手元にあります。決定版と旧版を比較しながら見ていきます。決定版には「怪盗こうもり男爵」第1話から第4話(1967年)、「Dr. アシモフの華麗な冒険」第1話から第3話(196...
2020年11月19日木曜日
むんこの『だから美代子です』
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今回は、少し新しめの四齣マンガです。 結婚後数年で夫を亡くした未亡人が主人公ですが、これはギャグマンガです、多分。最初の「てんやわんや」の一番目の齣に夫の遺影があります。ページをめくると、義父母と暮らすことになる美代子さんが描かれていま す。第1話...
2020年5月14日木曜日
石森章太郎の『きりと ばらと ほしと』
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作者は筆名を途中で石森から石ノ森に変えていますがこのマンガの頃は石森でした。 このマンガは萩尾望都が『ポーの一族』を描くきっかけを与えたことでも知られています。 「きりとばらとほしと」で検索したところ metalogue.jugem.jp/?eid=2515...
2 件のコメント:
2020年4月19日日曜日
高橋留美子の『人魚』シリーズから『夢の終わり』
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内容少しを書き換えました。以前のものと差し替えます。 今でこそ少年マンガを描く女性マンガ家は珍しくありません。たとえば荒川弘や桜井のりおがいます。しかし、前にも書きましたが、高橋留美子や柴門ふみがデビューした1970年代の終わりごろはそうではありませんでした。 ...
2020年3月11日水曜日
地震から九年
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あの日からもう九年、まだ九年と様々な思いが交錯します。 今年も TV, ラジオで特番をやっています。九年経つと形のあるものはほとんど出来上がっているようですが、心だけはそうはいかないようです。ハードの面は金さえかければ何とかなります。けれど、亡くなられた方については……。...
2020年2月12日水曜日
高野文子の『絶対安全剃刀』
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高野文子は寡作のマンガ家です。Wikipedia を見るとデビューから40年以上なのに七冊しか本が出ていません。それでもマンガ界に与えた影響は大きいようです。 この『絶対安全剃刀』は200ページ弱で17の短編が入っています。4ページから20ページまで長さはいろいろ...
2020年1月17日金曜日
阪神淡路大震災から25年
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あの大震災から25年、TV やラジオではいろんな番組をやっていました。25年も経つと震災経験のない人が多くなるのは仕方のないことです。どのようにして震災体験を繋いでいくかでしょう。 犠牲となられた 6434 名の方に手を合わせます。 25年というと四半世紀と...
2019年12月5日木曜日
沖倉利津子の『木曜日はひとり』
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セッチシリーズの三冊目です。表題作の他に『おおきな日曜日』が載っています。それでは雑誌掲載順に見ていきましょう。 『おおきな日曜日』からですが、夏休みの林間学校が舞台になっています。このシリーズには珍しく、セッチは脇役です。林間学校の班割りからお話が始まります。い...
2019年7月31日水曜日
萩尾望都の『小夜の縫うゆかた』
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全国的に梅雨も明け、暑い日々が続いています。そこでゆかたのマンガを取り上げます。 ずいぶん古いマンガです。ネットでもストーリーは載っていますが、念のために書いておきます。 中学二年の小夜はゆかたを作ります。一昨年、母が買った赤とんぼ模様の布地を使って。子ども...
2019年5月31日金曜日
藤子・F・不二雄の『ミノタウロスの皿』と『カンビュセスの籤』
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どちらのお話も Wikipedia に載っています。 まずは『ミノタウロスの皿』から取り上げます。 ミノタウロスはクノッソスのラビュリントスの奥に棲むという身体は人間で頭は牛という怪物です。 主人公は宇宙船の事故で一人生き残り、地球型の惑星に不時着...
2019年4月29日月曜日
杉本啓子の『夢幻宮』
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作者は貸本でのデビューが1964年とあります。'66年から別冊と週刊の少女フレンドに作品を描いています。しかし私がこのマンガ家を知ったのはずっと後のことです。'79年の『空中庭園』で初めて単行本を買いました。'75年が最初の単行本が出た年とありますの...
2019年3月11日月曜日
地震から八年
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今年も3.11が来ました。あの日と違って今日は夕方まで雨が降っていて、寒くはありません。TV では数日前から特集番組をやっています。 震災関連死者は3,700名を数えるとの報道には考えさせられます。せっかく地震を生き延びたのにと思うと、その後のケアも大切なのを...
2019年2月12日火曜日
伊東愛子の『こねこのなる樹』
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昨年暮れ(12月20日頃)ラジオから「猫畑」と云う言葉が流れて、思い浮かんだのが『こねこのなる樹』でした。でもタイトルだけで作者も内容もすっかり忘れていました。たぶんこの辺じゃないかなと捜したところ、伊東愛子の同名の本が出てきました。伊東愛子はこの「こんなマンガがあった」で...
2018年12月5日水曜日
坂田靖子の『パパゲーノ』
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坂田靖子については、以前『リカの想い出 永遠の少女たちへ』で、触れています。 この人はいろいろなジャンルの作品を描いています。その中から何を持ってくるのか悩みましたが、今回は表題作を含む短篇集を選んでみました。 この本には表題作『パパゲーノ』の他に五作品が入...
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